節電に「逆効果」な事とは?

節電には逆効果となるものは次の4つです。

・風量はできるだけ「弱」で使う
・室外機をカバーで覆う
・使わないときはこまめにスイッチを切る
・風向は下向きにして床上付近を集中的に冷やす

なぜこうした対応が節電の逆効果となるのか、空調機器メーカーのダイキンに聞いてきました。

ダイキン工業広報 重政周之さん:
「室内機を通る空気の量が減ってしまうとエアコンの動きとしては効率が下がってしまう。風量は自動にしておいてエアコンに任せるのがいい。室外機を直射日光に当てないということはやはり節電につながる。室外機の周りの空気の流れを悪くすると、室外機の周りに熱が溜まってしまう。こういった状態を作ってしまうとエアコンの効率が下がってしまう」

また、増子キャスターが選んだ「床上を冷やす」は、効率が良さそうにも思えますが、かえって逆効果とのこと。熱い空気は部屋の上へと向かう性質があります。エアコンも部屋の上部についていることが多いため、部屋の上部が暑いままだとエアコンのセンサーが「まだまだ暑い」と感じてしまい頑張って冷風を送ろうするそうです。風向きは上向きにした方が早く室温も下がり節電効果が見込めるということです。
増子華子キャスター:
何となくこうした方が冷えそうだなというイメージで話をしていましたが、効率よく節電につなげるためにはエアコンの仕組みがどのようになっているのかを知る必要がありそうですね。