1年に1度「健康診断」を受けるという人も多いと思いますが、その前日の夜、例えば「午後9時以降は絶飲食」などと呼びかけを受けることもあるのではないでしょうか。
この「絶飲食」、水やお茶なども飲んではいけないのでしょうか。そして、時間を過ぎて飲食すると診断結果にどのような影響があるのでしょうか。

健康診断前夜。
仕事が遅くなり、午後9時までと言われていた夕食が午後10時を過ぎてしまった…こうした場合、翌日の健康診断にどのような影響が出てしまうのでしょうか。島根県松江市の総合健診センターの医師に聞きました。

島根県環境保健公社総合健診センター 足立経一 所長
「健康診断では色々な項目を一度にチェックする性格上、前日の遅い時間帯に食事をすることによって、値が変わるような血糖値や中性脂肪の値が正確な状況が把握できないので、絶食が勧められています」

足立医師によると、食後は血液中の糖や中性脂肪の値が上昇するため、健康診断で行う血液検査では血糖値や中性脂肪の値を正確に測るため、絶食が望ましいとしています。

では前日の食事から健康診断まで、どのくらいの時間を空ければ良いのでしょうか。