京都の夏を彩る祇園祭。7月17日、猛暑の中、前祭のクライマックスである山鉾巡行が、そして24日には、後祭の山鉾巡行が行われました。この祭り、実は「地震を治めるために始まった」とする説があることをご存じでしょうか。
(※この記事は、2017年7月にMBSテレビで放送した内容に加筆し再構成したものです)
神輿を出して穢れを払う 祇園祭の始まり
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日本三大祭りの1つにも数えられる京都・祇園祭。その歴史は約1200年前の平安時代前期にまで遡るとされています。歴史書などによりますと、平安時代の貞観11年=西暦869年、京の都で疫病が流行した際に、国の数にちなんだ66本の鉾を立てて、京都の八坂神社から現在の二条城の南側にある寺院「神泉苑」まで神輿を出して穢れを払ったのが始まりといわれています。祇園祭の始まりとの関係について、神泉苑の住職は次のように話します。
「平安時代、国内で流行した疫病を鎮めるために、日本にあった国の数の66本の鉾をつくって、八坂神社から神泉苑にやってきて、境内にある池で鉾を清めて帰りました。その行列がまた鉾を持ち帰り、その行列が後に祇園御霊会(疫神怨霊を鎮める祭礼)となり、そして、いまの祇園祭となったときいています」
祇園祭が始まった平安時代には、全国で疫病、今でいうインフルエンザが猛威を振るい、民衆を苦しめていました。祇園祭はそれを厄払いするための神事だとこれまでされてきました。














