配水場の地下水から「PFAS」が検出された町
環境省の調査で、安全とされる数値を超えるPFASが検出された1つが、愛知県豊山町です。
調査結果を受け、この町では市民団体が住民の血液検査を行いました。
自然界には存在しないはずのPFASは、いったいどこから広がったのでしょうか。

(横山朋未記者)
「こちらの豊山配水場では高濃度の有機フッ素化合物が検出され、2年前から配水が停止されています」

豊山町の豊場地区などに水道水を送る豊山配水場。
2021年3月、この配水場の地下水からPFASが検出されました。
国が安全と定める数値は1リットルあたり50ナノグラムですが、ここではその3倍以上、175ナノグラムが検出されたのです。

いったいどこから来たのか原因はわかっていませんが、配水場を管理する北名古屋水道企業団は、すぐに配水をストップ。
その後、豊場地区へは、別の配水場から水道水を送っています。