全国各地で検出される「PFAS」

環境省の調査では、北は宮城・山形から南は沖縄まで、全国で21ヶ所ありました。


大都市ほど多いというのが特徴といえ、東京3ヶ所、大阪4ヶ所、愛知は名古屋市と豊山町の2ヶ所です。

そんな中、沖縄4ヶ所というのが目立ちます。実は沖縄ではこのPFAS問題が非常に深刻なんです。


沖縄では2016年に水道水の水源からPFASが検出されたそうです。

なぜ出るのかといろいろ原因を調べてみたところ、どうやら消火活動で使われる泡消火剤の可能性が高いことがわかります。

ではこの泡消火剤がどこから出てるのかと調べてみると、米軍基地の可能性があるとなりました。


そこで去年、沖縄県が調査を行いました。

米軍基地周辺の44地点で調べたところ、30地点で国の暫定指針値を超えたという結果がでました。

そのため、3つの河川で水道水の水源として水を取るのをやめたそうです。健康被害については現時点ではわからないということです。


沖縄県としては由々しき問題だとして、米軍基地に対して立ち入り調査を要請しているんですが米軍基地は未だに応じていないんです。

国は今年の1月から専門家会議を設置してPFASの影響を調べていますが、なぜ出るのか、そして健康被害が本当にないのか、この2つはしっかりと調査してほしいと思います。