ゴミ問題の背景に「ゴミ箱がない!」
こうしたゴミ問題、マナーの悪さが原因かと思いきや、それだけでもないようです。
(イギリスから来た人)
「ゴミ箱を探しているけれど、どこに捨てたらいいのかわからない。ずっとゴミを持っていないといけないし、暑いし嫌だ。もっとゴミ箱を置いてくれたほうが良いのに」
(中国から来た人)
「ゴミを収集するために、このビニール袋を20円くらいで買ったんです。(Qゴミ箱が見つからない?)ないですね。全然見つけられない」
食べ歩きのゴミを捨てる場所が不足していました。実は嵐山商店街には公共のゴミ箱が1つもないのです。
京都市は以前、商店街エリアに4つのゴミ箱を設置していましたが、あふれてしまう状態が頻発。景観を乱してしまうとして4年前に撤去した背景があります。
石川会長は商店街の仲間らと、この景観を守るためにも月1回の清掃活動を行っていますが、問題の解決にはやはりゴミ箱の設置が不可欠だと訴えます。
(嵐山商店街 石川恵介会長)
「ゴミ問題にやっぱり行政も本腰を入れて、美しい嵐山を保つために予算をつけていただいたりとかね。なかなか今、京都市も行政厳しいんですけど、なんとか力を貸していただきたいと思っていますし。ゴミ箱をやっぱり京都市に置いてほしいですね」