小川氏「これほどの方が決めたなら、周りの方にお手紙ぐらい残すのでは」

―小川さんが考える「今も残る謎」を二つ挙げてもらいました。一つ目は、両親の遺書について。父は遺書を残せる状態だったかは不明ですが、母の遺書は本当に存在しないのか。まだ何も見つかってないという情報です。

小川泰平氏: 他にも、パジャマ姿であったり、リビングの床の上だとか、まだまだ不自然で不可解な点はあるんですけども、実際にこれほどの方が、自分で自殺をすると決めたなら、母親の方は、周りの方にですね、お手紙ぐらいは残すはずではないのかな、というふうに私はちょっと考えています。

―ふたつ目は、猿之助容疑者が、両親が睡眠薬で眠った後、顔にかぶせたというビニール袋。両親の死とビニール袋の関係は一体どうだったのかというところです。死因は向精神薬中毒ですが、小川さんはどのように考えますか。

小川泰平氏: 自殺をすると考えたのが、うんと前ではないんですね。やはり直近で考えているということが言えます。睡眠薬にしても自分が処方された睡眠薬の残りの分を使っているんです。本人も取り調べで約10錠というふうに答えている。「よんチャンTV」(MBS)や他の番組等でも、いろんな専門家が、強い睡眠薬ではあるが、何百錠とか1000錠以上飲まないと死に至らないんだと話しています。それをたった10錠で亡くなることはまずないと思います。