樹木の伐採計画 整備前1904本→整備後1998本

日比キャスター:
樹木の伐採に関してですが、整備前は合わせて1904本が植えてあります。このイチョウ並木は伐採せずに保全していくことは前々から決まっているわけですけれども、実際には活力が低下している木々や建物に近すぎて移植ができない木々もあり、合わせて743本が伐採される予定です。100年近く守られてきた木々がこれだけ伐採されることになるわけですね。

ただ、整備後に予定されているのは1998本ということで、整備前と比べても本数は増えることになるわけです。

ホラン千秋キャスター:
町というのはどんどん新しい姿に生まれ変わっていくのが世の常だとは思うんですけれども、景色に思い入れがある皆さんの気持ち的な部分をどうしていくか。でも事業者側としては、安全性や収益性も考えなきゃいけない。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
スポーツ施設の話をさせていただくと、やはり古いスポーツ施設は競技をする人のことだけを考えて設計されているものが多くて、例えば競技を見に来ている人のこととか、あとは競技として使っていない時期をどう活用するのかということが考慮されてない場合があります。1年中スポーツをやっているわけではないですから、このスポーツ施設という箱物を使って地域の住民、そしてスポーツ以外のイベントをやる方々にメリットのある形をどう作っていくのかは、これから考えていく必要があるかなと思いますよね。

ホランキャスター:
慣れ親しんだスポーツの場所が姿を変えていくことに関しては、どのような思いがありますか?

元競泳日本代表 松田丈志さん:
水泳も「水泳の聖地」と言われた辰巳国際水泳場がスケート場に変わって別の立派なプールができたんですけれども、やはり寂しさはあります。やはり神宮球場も秩父宮ラグビー場もそこに思いがある人はたくさんいますので、そういう人たちが納得できるぐらい素晴らしいものを作ってほしいなって思います。