100年あまりの歴史を持つ東京・明治神宮再開発について住民説明会が行われているのですが厳しい意見も出ていました。
神宮外苑の再開発 事業者側は?住民は?
日比麻音子キャスター:
再開発に向けた説明会が行われました。
なぜ再開発をするのか、その理由としてはスポーツ施設が老朽化していることです。明治神宮球場は建設から97年経っています。古いからこその良さもあるとは思うんですが、実際に神宮第二球場を見ると建設から62年経っていて、細部も老朽化が確認できます。
さらには再開発の意義として、▼世界に誇れるスポーツ拠点を形成していくこと、▼新たな100年に向けて東京を代表するまちづくりを推進していきたいといった内容をあげています。

ただ、説明会に参加した人からはこういった声が聞こえてきました。
参加者
「再開発による樹木伐採が問題になっている。『森を育ててきた先人の努力を無にすることはあってはならない』と著名人も指摘している」
事業者側
「そうした話があることは承知しているが、事業者としてコメントは難しい」
坂本龍一さんもこういったことを唱えていらっしゃいましたね。
さらに今回の説明会の参加は近隣の住民のみとなっているので、こういった声もありました。
参加者
「外苑に住んでいなくても、遠いところから来て楽しむ人たちがたくさんいる。そういう人たちにも巻き込んだ方がいいと思う」
