9月23日に開幕するスポーツの祭典、アジア大会を盛り上げるべく、「TBSアジア大会応援団」に就任した元プロ野球選手の杉谷拳士さん。様々な競技の魅力に迫る「杉谷拳士やりスギ全力取材」第3弾は、アジア大会ならではの種目で、世界では約185か国、約2000万人がプレーしているスカッシュ。今年の全日本選手権で準優勝のスカッシュ日本代表、遠藤共峻(ともたか)選手(28、Greetings)に話を聞き、その魅力に迫った。
杉谷:スカッシュの選手ってこんなに身体が大きいんですね?
遠藤:僕は結構恵まれていますけれども(身長186cm)、みんながみんなこうではないですね。
杉谷:いやもう最初、野球選手がスカッシュしているのかなと思いました。外から見させてもらったんですけど、激しいんですね。
遠藤:多分思っているよりも激しいですね。運動量が結構高いです。
杉谷:僕の勝手なイメージではテニス、バドミントン・・・また卓球のようなボールを使って、落ち着いたスポーツなのかなって思いながら見させてもらってたんですけども・・・ボール1個でやってるんですよね?動きもすごかったし。全然スピードが追いつかない。
遠藤:テニスみたいなスポーツで、テニスの壁打ちとかいわれます。テニスは結構左右の動きが多いイメージだと思うんですけど、スカッシュは前後左右で、動きはどちらかというとバドミントンに近い感じです。動いている球を打つっていうところの難しさはやっぱりスカッシュ特有のものかなと思います。
杉谷:(ボールを触る)スカッシュのボールって卓球のピンポン玉くらいの大きさで、しかも柔らかいんですよ。
遠藤:そうなんです、ゴム製なんですよ。中が空洞になっています。
杉谷:これをずっと2人で打ち合いながら・・・ポイント制ですよね?
遠藤:そうです。11点で3ゲーム取ったら勝ちの、5ゲームマッチ。
杉谷:体力は持ちますか?
遠藤:いや~きついですね(笑)もちろん僕らはずっと長くやっていますけど、あのスピードで初心者がやったら、多分2ラリーくらいで・・・
杉谷:ラリーは続かないですよね。
遠藤:僕みたいに体格がでかくて、サイドにボールを取れる人もいれば、猫みたいに俊敏に動くような人、身体を自由自在に使って取るような人。本当に老若男女問わず、身長も問わず、色んな人ができるスポーツですね。
杉谷:ラケットを初めて持ったんですけど、すごく軽いですね。
遠藤:テニスとかバドミントンラケットの間くらいの重さで、長さはテニスラケットくらい。ちょっと細長いイメージですね。野球のバッドと比べても全然軽いですよね?
杉谷:思ったよりも本当に軽いですね。フライパンより軽いかなっていう。
遠藤:これが125gくらい。
