記録的な大雨で土砂崩れなどが発生した青森県深浦町では復旧作業が行われていますが、温泉施設に大量の水が流れ込んだほか、導水管の破損で一部で断水のおそれがあるなど影響が続いています。

深浦町では14日の降りはじめからの降水量が186.5ミリに達する記録的な大雨となりました。

※須崎蓮記者
「午前7時半の深浦町大間越です。現在も雨が降り続いていて、土砂崩れが起きた現場は道路の両側に土のうが並べられていて、応急処置がとられました」

土砂崩れが発生した国道101号の通行止めは解除されましたが、片側交互通行が続いています。海沿いにある温泉施設では、電源設備のある建物に水が流れ込みました。去年8月の大雨による被害からは復旧していましたが、今回の大雨で露天風呂に続く道が崩れ、営業が一部制限されています。また、大間越地区では、水源から配水池に向かう導水管の破損が確認され、断水のおそれがあるため、隣接する地区から水を供給するなど、影響が続いています。

※深浦町建設水道課 堀内昭一課長補佐
「(復旧は)未定です。なので一日も早く復旧の作業ができるようにもっていきたい」

深浦町に出されていた土砂災害警戒情報と避難指示はいずれも解除されましたが、地盤が緩んでいるため、引き続き警戒が必要です。今回の大雨による人的な被害は県内で確認されていませんが、県は深浦町に対して災害救助法の適用を決め、復旧に向けた動きを支援することにしています。