

座右の銘は「隙あらば猫」です。
繊細なタッチでリアルな猫の姿を描く人気の絵本作家・町田尚子さんの原画展が15日から長崎市で始まります。

絵本作家・町田尚子さんが手掛けた作品はほぼすべてに猫が登場します。


15日から長崎市の長崎歴史文化博物館で始まる原画展では16冊の絵本の原画など250点が展示されています。

長崎歴史文化博物館 出口 幹子 研究員:
「この絵本『いるのいないの』を描かれるときには、風の音ですとか、お寺の鐘の音とか──そういった場面までイメージとして浮かばれて。
湿度とか空気感まで絵から感じさせる──そういった力強い絵を描くことでも見応えがあるんじゃないかなと思います」


“キャンバスいっぱいに描かれた猫”は人気作品『ネコヅメのよる』のなかの1枚です。

出口 幹子 研究員:
「猫にはそれぞれ人格というか “猫格”があるという風に考えられてまして、それぞれ1匹ずつ名前をつけたり、性格のようなものも考えられて絵を描かれているので、よりリアルな姿を描かれているんじゃないかなと思います」

今回のために描きおろした長崎オリジナルの作品も見ることができます。

「隙あらば猫 町田尚子絵本原画展」は14日から来月27日までの開催です。