大阪市が保管する「無縁遺骨」は3000柱超に

 自治体が対応に苦慮しているのは遺品だけではありません。大阪市平野区の斎場では…。

 (大阪市環境局・斎場霊園担当 古川幸義課長代理)
 「こちらが保管庫です。(Q結構な数がある印象ですが、どれくらいのお骨が?)そうですね、いまの段階で約2000柱弱ぐらいです」

 整然と保管されている真っ白な骨壺。引き取り手のない遺骨、いわゆる「無縁遺骨」です。法律では、身寄りがなく葬儀を執り行う人がいない死亡者については、市区町村が埋葬か火葬を行うことが定められています。しかし、その後の遺骨の取り扱いは規定がありません。
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 大阪市では、無縁遺骨を市内の5つの斎場で1~2年保管した上で、毎年夏に霊園で合葬しています。しかし、市が保管する無縁遺骨の数は年々増加していて、2020年9月~2021年8月の1年間では3000柱を超えました。そして、こうした現状は大阪市に限った話ではありません。国の調査によれば、2021年10月末の時点で少なくとも822の市区町村が無縁遺骨を保管。その数は約6万柱にのぼります。
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 (大阪市環境局・斎場霊園担当 古川幸義課長代理)
 「血縁の近い親族がいない場合とか、血縁の近い親族がいるんですけれども遠方といった場合のケースが考えられます。無縁遺骨は増えてくるであろうと想定はしております」

 引き取り手がいない遺品や遺骨が積み上がっていく現実。行政は為す術がないのでしょうか。