急速に増えるひとり暮らしの高齢者…2040年には推計約900万人に

 大阪府も手をこまねいているわけではなく、独自のルールを設けて対応。調査で相続人がどうしても判明しなかった場合には、貴重品・位牌・写真類などに限り府営住宅の空き部屋に移して保管を続け、それ以外の物は廃棄することにしているのです。

 (大阪府住宅経営室 尾崎義幸課長補佐)
 「こちらの部屋ですと約70箱ございまして、これと同じような部屋を府内で13戸用意しています」

 ただ、保管された物も府に所有権が移り処分できるようになるまでは、法律上20年もかかります。相続人が現れてくれるのを待つばかりですが、引き取りに来たケースは残念ながらゼロだといいます。
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 身寄りのない単身者が亡くなった後に待ち受ける遺品の問題。日本ではひとり暮らしの高齢者が急速に増え続けていて、2040年には約900万人にまで膨れあがると推計されています。行き場のない遺品もますます増加していくと見込まれています。