ビッグデータはどこに活かされた?
では実際に、ビッグデータはどのように活用されたのでしょうか。

味はもちろん、実はパッケージに活かされているということです。ターゲットをエシカル(直訳すると「倫理的な」)な食生活の人(=人や社会・環境に配慮した消費活動を行う方)とし、ビッグデータで“エシカルな人”の消費行動を見ると…
▼健康志向
▼産地が明確な魚を購入
▼顔が見える商品を購入
などの傾向にあるということで、このパッケージに活かしています。
▼健康志向→骨まで食べられる
▼産地が明確→船橋漁港のコノシロ
▼顔が見える商品購入→漁師さんと一緒に作った
このパッケージに全てが詰まっています。さらにシンプルなパッケージからもわかるように、無駄なものは入っていないということもわかると思います。
では実際に購入した方々はどう思っているのでしょうか。まず販売されている場所は「こだわりや」という千葉県・船橋にあるオーガニック・自然食品などを取り扱うスーパーです。こういったところからもエシカルが伝わってくるかと思います。

手に取った人は「まったく魚を買う気はなかったが、気になった」「エシカルって見て、『捨てる魚を食べられるようにしたんだな』と思って買った」というように、まさにビッグデータが活きているということがわかると思います。
ホラン千秋キャスター:
船橋と入っているので、これまで使われていなかった魚がここから一転、その町のその都市の名物になるということもあるので、これは地域のためにもかなりいい動きですよね。
日比麻音子キャスター:
未利用だったのが信じられないくらい大活躍だなと思いますけど、このパッケージにも未利用魚から名前が変わって、江戸前エシカルフィッシュ。一気にかっこよくないですか?
ホランキャスター:
ものは捉えようではないですけれども、ちょっとした発想の転換で、とっても素晴らしいものに変わるのかなと思いました。
日比キャスター:
ますます食べてみたくなりました。
ホランキャスター:
地元の皆さんも喜んでくれているといいですよね。