コノシロという魚をご存知でしょうか?コノシロを食卓へ届けたい!そんな思いを持った悩める漁業関係者。タッグを組んだのはTポイントを運営するCCCMKホールディングスでした。

未利用魚×ビッグデータで新たな販路

齋藤 慎太郎キャスター:
ご紹介するのは、船橋で働いている漁師、水産加工業者らによる未利用魚プロジェクトに携わっていらっしゃる皆さんです。

海光物産の宗形健一郎さんは「コノシロを知ってほしい」ということで、7月から「コノシロやわらか煮」(474円)の発売を開始しています。私も先ほどいただいたんですけれどもかなり身が柔らかくて、醤油ベースでシンプルな味付けなんですけれども非常にさっぱりしていて美味しかったです。

そもそもこのコノシロという魚は「未利用魚」で、私達の口の中に入る前に処分などされてしまう魚です。江戸前寿司の代表的なネタにシンコ、コハダなどがありますが、実はこれらの出世魚なんです。

ではなぜ未利用魚になってしまうのでしょうか。実は特徴として、小骨が多く、調理や食べるのに非常に手間がかかるということでなかなか出回っていないということです。

漁師の大野和彦さんに伺いますと「出世するほど価値が下がる“逆出世魚”」というものなんです。

値段で見ると非常にわかりやすいです。1キロ当たり

▼シンコ 約2~3万円
▼コハダ 約5000円
▼コノシロ 数百円

と価値が落ちてしまい、なかなか出回りにくいものになってしまうということです。そんな中、未利用魚のコノシロを食卓へ届けるため、強力な味方がつきました。

Tポイントを運営しているCCCMKホールディングスです。約1.3億人分のビッグデータを活用して商品の開発・販売などに生かしたということです。

CCCMKホールディングス瀧田希さんは「生産者、販売者、消費者をスムーズに繋ぐ架け橋になりたい」ということで商品販売に活かしたということでした。