驚異の繁殖「トコジラミ」刺されたら…かゆみ止め塗り皮膚科の受診

 トコジラミに要注意。夜間に活動して、寝ている間に人を刺し吸血。ひどいかゆみから体調不良になることもあるということです。駆除は専門業者にお願いするか、殺虫剤をまくことすすめるのは害虫防除技術研究所の白井良和所長。「血が混じった血糞を見つけたらトコジラミが潜伏しています」と。

ーー害虫の1つである「トコジラミ」。トコジラミは体長5ミリ程度で、目視で確認できるくらいの大きさです。夜間に人を刺し、刺されてしまうと赤い斑点ができ、強いかゆみで体調不良になってしまうこともあります。1日55~6個ほど卵を産み、3か月後には数百個の産卵もするということです。改めましてトコジラミはどのような虫なんでしょうか?

「夜間に集結するんですが、ベッドの隙間やカーテンの裏などに明るいうちは隠れていて、夜、寝静まってから血を吸いに来ます。刺されたら、赤みが出てかゆみが長く続くということですので、市販のかゆみ止めを塗った後に皮膚科医の先生にいただくことがおすすめです」

ーー目で見てわかるようなサイズでしょうか?
「ダニに比べるとかなり大きいですから、目で見て確認できる大きさです。また、長く少しずつ産卵するということで、他の虫と比べるとかなり繁殖力があります」