「情報はタダではない」とマスク氏は主張か 専門家が指摘

徳島大学の石田氏は「AI開発企業には得るものがある中で、ツイッターの利益は何もない。情報はタダではない、ということをイーロン・マスク氏は言っているんだろう」と見ています。

井上貴博キャスター:
今まで無料で何でもオーケーだったけれども、ちゃんとお金を払ってください、制限が嫌であれば課金してください、という方向性なんだろうとは思うんですけど、こういうのが進むと、利用者が減ってしまいかねない。利用者が減ると、広告主が減ってしまいかねない。ビジネスモデルとしても、SNSの信頼性をも揺るがしかねない。

萩谷麻衣子弁護士:
イーロン・マスク氏は、なぜツイッター社を買うのか、ということに関して、「表現の自由を守るためだ」と言っていましたけれど、買収後にやったことは、それとは反対方向のこと。自社の批判をするメディアのアカウントを凍結したり、有料化を進めたり。

有料化を進めるにあたって、いろいろと理由を言っていますけれど、そもそも、今まで広告を出していた広告主が、ツイッター社のガバナンスやコンプライアンスに問題があると広告を引き上げていて、経営的に問題があって、それが有料化の方向へ進んでいる理由じゃないかという疑いもあります。ただ、上場廃止しているので、中身に関してはわからない。