3年連続準優勝 受け継がれる「あと一歩」の悔しさ
湯田選手は去年の夏もマスクをかぶり、決勝の舞台を経験しています。
去年の夏の県大会・決勝。相手は、おととし、劇的勝利を果たした聖光学院でした。
初回で光南が先制するも、2回で逆転を許してしまいます。その後、光南が追いつき2対2。同点で迎えた5回、聖光学院に3ランホームランを決められ、結果は6―3。あと一歩のところで、夢の舞台には届きませんでした。
渋谷武史監督(去年の試合後)「勝てなかった、甲子園に辿り着かなかったのは残念ではあるけど、本気で戦って立派な結果だと思います」
光南は、おととしも準優勝。また、3年前の独自大会でも準優勝で、あと一歩というところで、甲子園に届きませんでした。その悔しさや、甲子園への思いは、いまのチームにも、受け継がれています。
湯田嵐士選手「(去年は)惜しくも準優勝で、そこの負けから先輩たちの想いとかも自分たちが持っていると思うので、絶対に甲子園目指せるように頑張っていきたいと思います」
湯田選手とともに、チームを引っ張る笠原颯主将も、思いは同じです。

3年・笠原颯主将「先輩たちの決勝で負ける姿だったりっていうのを1年生のときも2年生の時も2年連続で見ている」
自主性を重んじるチームの中で、大切にしていることは…。
笠原颯主将「ひとつひとつ自分の言葉に責任は持つようにしている」
そんなキャプテンに、チームメイトは。
チームメイト「みんなの模範」
チームメイト「まじめすぎるのでもう少しふざけてもいいかなと思います。」
チームメイト「家族です。ファミリー。」
真面目な笠原選手。親元を離れ、下宿をして、野球に打ち込んでいます。家族のような存在だからこそ知る、意外な一面も…。
チームメイト「親離れできていない」
笠原颯主将「家族はみんな好きですし、親は産んでくれたので大切に思っています」