原材料価格や光熱費の高騰を受け、食品や飲食店のメニューの値上がりが相次いでいます。

そうした中、長野市のそば店では一部のメニューを「値下げ」しました。

そのワケとは。


長野市川中島町(かわなかじままち)の「手打ちそば桜」。

大きなエビの天ぷらが乗った天ざるそばが人気の店です。

多くの食料品が値上がりする中、店では大きな決断をしました。

■店主・関口浩司(せきぐち・こうじ)さん
「エビの値段が若干下がり油も若干下がったので、エビの天ぷら関係のメニューを50円ほど下げさせていただきました」

メニュー8品の値下げに踏み切ったのです。

ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で、小麦粉や油、エビなどの価格が高騰。

それまで5000円だった1ケース30匹のエビは7000円に。

油の一斗缶の価格は倍以上になりました。

全体の仕入れ価格は1.5倍ほどに上昇し、店では2022年の夏ごろに全メニューを値上げ。

店の看板メニュー『天ざるそば』も1650円から1700円に価格を上げていました。


■店主・関口浩司さん
「結構我慢しましたけどね(値上げしないと)まずかったですね」