一度起きてお茶を飲んだ記憶なし ひろと君「3分くらい抗ったけど『眠い』と結局寝た」

ある日の午前11時すぎ、ひろと君が起きてきました。すると、すぐにリビングのソファーで寝はじめました。

父親「寝たら意味ないんだわ。お茶飲んで」

ひろと君はお茶を飲むと、部屋に戻ります。

父親「また寝る?」

お父さんが布団をかけて、ひろと君はまた寝ました。

約30分後、再び起きてきたひろと君。

父親「トイレ?起きる?良かった」

おもむろに冷蔵庫を開けるひろと君。お父さんが再び声をかけます。

父親「お腹空いた?」
ひろと君「うん」
父親「今すぐご飯作るから、ちょっとソファーで座ってて」

ひろと君の食事を作るお父さんはふと…

父親成長期の子どもが何時間ぶり…

そう言うとお父さんは、食事中のひろと君にこう質問します。

父親「さっきソファーで、また寝ようとしたのは覚えてない?」
ひろと君「わからん」
父親「こっちでお茶飲んだの覚えてない?」
ひろと君「……」

一度起きてお茶を飲んだりした記憶が全くないと話すひろと君。
強い眠気を引きずったまま、無意識にパンを口に入れるなど、危険な行動をとることも多いといいます。

ーーー寝ないように抗ったことはある?
ひろと君「ある。筋トレしたり、目が覚めるから」
ーーー結果はどうだった?
ひろと君「3分くらいもったけど、『眠い』ってなって結局寝た」

クライネ・レビン症候群は、一般的に強い眠気をもよおす「過眠期」から「通常の睡眠」に戻るというサイクルを年に数回繰り返します。この「過眠期」は一般的に数日〜数週間続くといい、ひろと君の場合は長く、3か月続きました