「静岡県内に新たな食文化を」。静岡市で生で食べられるサバの養殖が始まっています。新たなご当地名物になれる可能性を秘めているサバですが、通常、火を通す必要があるサバを生で食べられる理由は、その育て方にありました。
脂が乗った刺し身に、ほぼ生で食べられるフライ。通常はサバを食べる時には捨てる肝や白子まで皿の上に盛られています。
<影島亜美キャスター>
「色がとてもきれいなピンク色なんです。いただきます。脂乗ってますよ。初めてサバの刺身を食べたましたけど、こんなにも身がしっかりしていてプリプリだとは思いませんでした。とてもおいしいです」
静岡市清水区で養殖された「三保松さば」。余すことなく食べられる「三保松さば」は独特な育て方をしています。
静岡市清水区にある陸上養殖場です。この養殖場の最大の特徴は三保半島の地下を流れる海水をくみ上げていることです。
<日建リース工業事業開発部 髙橋亮平係長>
「最大の特徴は、この海水でほぼ無酸素、ほぼ無菌、ほぼプランクトンや寄生虫がいない、とてもきれいな海水。きれいな海水なので、臭いなどもない、磯臭さがない」
通常、海で水揚げされるサバにはアニサキスなどの寄生虫が潜んでいるリスクがあり、生食には適さないとされています。一方、きれいな地下の海水で育てられた「三保松さば」は寄生虫や食中毒などを心配せずに食べられるという特徴があります。
<日建リース工業事業開発部 髙橋亮平係長>
Q.静岡は生でサバを食べることがないので、広まるキッカケになればいいですよね?
「陸上養殖なので一般的に海で獲れるものと同じ物を作っても意味がないと思うので、陸上養殖だからこそできる『三保松さば』のような物を新しい価値として地元の名産品にできたら」
「三保松さば」を多くの人に広めたい。6月30日、静岡市内の飲食店で試食会が行われ、多くの人が生のサバを味わいました。
<静岡市 難波喬司市長>
「最高ですね。感動の味ですね。これを食べるために静岡に来るという感じになるといいですね」
全国的にみても珍しい養殖の「三保松さば」。サバを提供する側も全国から注目される新しい静岡の名物にしたいと意気込みます。
<なすび 藤田尚徳専務>
「『三保松さば』は社会にインパクトを与える商品になってくるなと思う。地元静岡で生まれたことは全国的にも世界的にも大きな発信につながるので、静岡を発信する大きな商材になってほしい」
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