売木村のとあるレストランがいま、人気を集めています。
オーナーはおととし村に移住してきたフランス人シェフ。
信州の山あいでの暮らしと料理の魅力を取材しました。


売木村のレストラン「ミラベル」。


休日になると、県の内外から多くの人が訪れます。


■東京から                                     
「ソーセージがすごくスパイスが効いていてあんまりこういうものを食べたことがなかったのですごくおいしかったです」


店の名物はボリュームたっぷりの自家製ソーセージ。

作るのはフランス出身のゴゲ・ファブリスさん=50歳です。

2020年に、一家で売木村に移り住みました。


■ゴゲ・ファブリスさん                               
「もともとフランスの住んでいたところも田舎みたいなところだったので実家にいるような感じ。村の皆さんも優しくて生活しやすい。その代わりに当然頑張らないといけない」

ドイツに近いフランス北部のロレーヌ地方で生まれ育ったゴゲさん。

実家は宿泊施設を備えたレストラン、いわゆる「オーベルジュ」を営んでいて、幼いころからソーセージに親しんできました。

■ゴゲさん                                   
「フランス、ドイツ、スペインではソーセージは普通の食事として出される。子どものころから腸を洗ったりお父さんの手伝いもしていた」