「アニサキスアレルギー」とは…?

食中毒の「アニサキス症」とは違う「アニサキスアレルギー」。
どのようなものなのでしょうか。

アニサキスアレルギーの専門家、昭和大学医学部の鈴木准教授に聞きました。

(昭和大学 鈴木慎太郎准教授)
「生きている虫(アニサキス)が入ってくる場合と、死んでしまった虫(アニサキス)、あるいは、そのかけらから成分が体内でアレルギー反応を起こす」


生きているものだけではなく、死んでいるものも含めて、アニサキスの成分を摂取することにより、一部の人は体がアレルギー反応を起こし、腹痛やおう吐、それにじんましんなどが発症するといいます。


また、アナフィラキシーショックという強い症状が出てしまうこともあり、再発を防止するため、魚介類を摂取しないよう医師から指導される場合もあります。

(昭和大学 鈴木慎太郎准教授)
「アニサキスはおそらく日本人が生で魚を食べる文化が始まって以来、実は付き合いが長い病気だと思う」


海の幸を安全に楽しむためにも、アニサキスの特徴を理解しておくことが大切です。

※MRTテレビ「Check!」6月29日(木)放送分から