魚介類に付着していることもある寄生虫「アニサキス」。
激しい腹痛などに襲われることで知られている「アニサキス」ですが、近年、「アニサキスアレルギー」という言葉が注目されています。
いったい、どのようなものなのでしょうか。
宮崎県内の食中毒 7~8割が「アニサキス」
具材が山盛りにのったおいしそうな海鮮丼。
宮崎市の長谷川水産には、名物の海鮮丼などを求め多くの人が訪れています。
(訪れた人たち)「食べたいと思ってきた」「めちゃくちゃ美味しい」


刺身が決め手の海鮮丼。
しかし、生の魚介類を食べる際、注意が必要なのが食中毒です。
(宮崎県衛生管理課 金指広海さん)
「県内で発生する食中毒のうち、例年、大体7、8割がアニサキスという状況」

魚介類に寄生するアニサキスの幼虫は、糸状で、白く、にょろにょろとしているのが特徴です。
この幼虫がついた状態の生魚を口に入れてしまうと、胃や腸の壁にささり、激しい腹痛とともに食中毒となる可能性があります。


(宮崎県衛生管理課 金指広海さん)
「平成29年くらいまでは大体1桁台で推移していたが、平成30年に49件と結構大きな数字がでて、そこから2桁台で高止まりの状況」
