アニサキスアレルギーになると魚が食べられなくなる
今回、長谷川水産の津本光弘さんに協力してもらい、事前に用意したサバに実際、アニサキスがいるかどうかを確認しました。
(記者)「アニサキスはどういう魚にいますか?」
(長谷川水産 津本光弘さん)
「サバが代表的だが、宮崎は実際少ない。よその地方だと、カツオやタチウオにも入っていると聞くが、漁師さんの処理がいいから、内臓から外にでるというのが、ほぼほぼない」

天然の魚の内臓に寄生していることが多いというアニサキス。
内蔵を取り除けば処理できることが多いそうですが、内臓から身の方へと移っていることもあります。

(長谷川水産 津本光弘さん)
「アニサキスは目視で取り除くか、加熱60度以上で1分間か、冷凍で40時間以上。だけど、中途半端な冷凍だと生きている」


津本さんが監修したというライトを使って魚を照らしてみると…
(長谷川水産 津本光弘さん)「これ、アニサキス。ここにも」


さらには、身の中にも…
(長谷川水産 津本光弘さん)「これ、白いの。光っているやつがアニサキス」

見えづらかったアニサキスの姿がはっきりと見えるようになりました。
こうしたライトのほか、黒いまな板で調理することで、アニサキスを見つけやすくなりリスクを減らせるといいます。

激しい腹痛を引き起こすこの食中毒は、「アニサキス症」といわれますが、津本さんは、アニサキスによる別のリスクもあるといいます。
(長谷川水産 津本光弘さん)
「アニサキスはあたったら痛いから怖いじゃない。あたって痛かったら病院行けば治る。その先、アニサキスアレルギーになると魚が食べられなくなる」
