「社会から取りこぼされているのかな」 父親の行政への思い

一方、ひろと君自身は、学校の欠席が続き、勉強についていけなくなっていました。
ひろと君(仮名):
「困ったことは『将来、高校は入ってほしい』と(両親に)言われているから、勉強をどうするのかなみたいな」
過眠期が明けた今、ひろと君は授業の遅れを取り返すために塾に通っています。しかし、その授業料も負担となっているといいます。

ひろと君(仮名)の父親:
「義務教育を受ける権利は時間をかけてでもやってほしいと(行政に)依頼しているんですけど、『頑張っていますよ』と伝えられただけで、社会から取りこぼされているのかなと受け止めています」