「クライネ・レビン症候群」の効果的な治療方法は見つかっていない

山本恵里伽キャスター:
初めて聞いたという方も多いと思いますが、クライネ・レビン症候群とは、どんな病気なのでしょうか。1日に16〜20時間ほどの長い睡眠が必要となる過眠期を数日〜数週間続くということです。

その後、通常の睡眠時間に戻りますが、それが年に3〜4回訪れる過眠症の一種ということです。過眠期になると、食事やトイレで起きるものの「ぼーっとして夢の中にいるような感じ」だということです。

小川彩佳キャスター:
1日16〜20時間、睡眠と時間が奪われることになりますが、治療方法も見つかっていないんですよね。

山本キャスター:
症状を和らげたりする薬はありますが、効果的な治療方法は見つかっていないのが現状です。発症して十数年経つと徐々に症状が軽くなっていくということですが、症状が自然に治まるまで平均で14年かかるということです。