世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグ予選ラウンド第3週タイ大会が日本時間27日に開幕した。初戦の世界ランク6位・トルコとの対戦を翌日に控え、この日試合の無かった女子日本代表(同7位)が本番会場で初練習を行った。

日本はトルコ対策として195cmのエース・クラクルトがオポジットのポジションに入ると予想。クラクルトに見立てて、男性コーチが相手側コートから高いトスのスパイクを打ち、ブロックやレシーブの練習を徹底的にした。

タイ大会から合流した長岡望悠(31)は出場すれば5年ぶりの国際大会復帰となる。「まずは、やってきたことをしっかりとワンプレー、ワンプレー出していけたらいいかなと思います。すごくバレーボールに熱い国なので、いつもタイで試合するときは楽しみです」と気合が入る。

眞鍋ジャパンはここまで5勝3敗で現在7位。上位8チームが出場できるファイナルラウンド(トーナメント)へ大事な戦いが続く。28日にトルコ、30日にオランダ(同11位)、7月1日にタイ(同14位)、2日はイタリア(3位)と戦う。※世界ランクは26日時点

眞鍋政義監督は「いろんな選手を試し、勝ちにこだわりながらいきたい」と試行錯誤しながら試合で指揮を執る。さらに主将の古賀紗理那(27)は「ちょっとずつ日本のメンバーも変わりつつある中で、その中でもしっかり勝つっていうのが3週目のテーマでもあります。初戦のトルコはパリ五輪の予選でも当たる相手だと思うのでしっかり勝ち切って自信をつけて、このタイラウンドで連勝できたらいいなと思います」と3大会連続のファイナルラウンド進出を目指す。

【第3週 タイ大会メンバー 14人】
■セッター
6.関菜々巳(24・東レアローズ)
21.松井珠己(25・日本バレーボール協会)

■アウトサイドヒッター/オポジット
1.長岡望悠(31・久光スプリングス)
2.林琴奈(23・JTマーヴェラス)
3.古賀紗理那(27・NECレッドロケッツ)
4.石川真佑(23・イル・ビゾンテ・フィレンツェ/イタリア)
10.井上愛里沙(28・日本バレーボール協会)
37.和田由紀子(21・JTマーヴェラス)

■ミドルブロッカー
11.山田二千華(23・NECレッドロケッツ)
23.宮部藍梨(24・ヴィクトリーナ姫路)
24.入澤まい(24・日立Astemoリヴァーレ)
34.荒木彩花(21・久光スプリングス)

■リベロ
12.福留慧美(25・デンソーエアリービーズ)
29.西村弥菜美(23・久光スプリングス)