止まらない悪循環「ペットボトル症候群」とは
糖分の高い飲み物を過剰摂取することで発症するのが「ペットボトル症候群」です。一体どのような症状なのか、県立医科大学の下村主任教授と前島特任教授に話を聞きました。

県立医科大学・前島裕子特任教授「(ペットボトル症候群は)『砂糖依存症』と置き換えても良いと思います。次の砂糖、次の砂糖と依存が形成されていく」
のどが乾いたとき、糖分の入った飲み物を大量に飲むと血糖値が上がります。血糖値が上がると再びのどが乾き、糖分の入った飲み物をさらに飲んでしまうことで血糖値の高い状態が保たれてしまう悪循環が起きます。

血糖値が急上昇すると血糖値を下げるインスリンも大量に分泌されるため、倦怠感やイライラを感じることも…。最悪の場合、糖尿病を引き起こす可能性もあるといいます。
そうならないためには、糖分を含まない飲み物を意識的にとることが大切だと話します。
県立医科大学・前島裕子特任教授「毎回甘い飲み物を飲むのではなくお茶、麦茶、水に置き換えるとか、ぬるくなったコーラってすごく甘く感じますよね。冷たい飲み物は甘く感じにくいということも認識して飲んでほしい」
暑さが厳しくなるこれからの季節、ペットボトル症候群にならない上手な水分補給が必要です。