原発事故の後に行われている水産物の調査が信頼できるものかどうかを確認するため、国際原子力機関=IAEAや中国、韓国などの専門家が10日、福島県いわき市を訪れました。

いわき市の久之浜漁港を訪れたのは、IAEAのほか、中国や韓国、フランスなど6か国の専門家です。IAEAは、日本の水産物の調査が透明で信頼できるものかどうかを確認するため、2015年から、福島県沖の水産物を採取し、放射性物質を分析しています。

市場には、マアジやカナガシラなど6種類の魚が用意され、専門家たちは、水揚げされたおよそ300キロを確保していました。

10日に採取した水産物は、今後、千葉県の専門機関で分析された後、各国の分析機関にも送られます。