「きちんと生涯犬と向き合っていける」
マイクロチップの装着について、飼い主はどう思っているのでしょうか。
「すぐ持ち主がわかるので、家に戻ってくる率が高くなるのではないか」
「うちの犬は脱走癖があるので、入れた方がいいかなと思っている」
「装着しています。皆さんもう装着されているのかなと、最初飼ったときに思っていたので抵抗はなかった」
「アクセサリー感覚で買われる方もいると思うが、チップを入れることで、きちんと生涯犬と向き合っていけるという部分ではいいのかなと思う」

不幸な犬や猫を減らす
飼い主とペットとを結ぶマイクロチップ。
もう一つの目的があります。
(宮崎県動物愛護センター 松浦真翔さん)
「こちらが県で保護された犬が収容されている施設になります」

宮崎市清武町にあるみやざき動物愛護センター。
捨てられるなどした犬や猫を保護し、新しい飼い主への譲渡を行っています。
昨年度はおよそ1700匹の犬や猫を引き取りましたが、343匹は殺処分されました。
マイクロチップの普及は、安易な飼育放棄を防止するという狙いもあります。

(県動物愛護センター 松浦真翔さん)
「コロナ禍で、ペットを飼う人が増えた一方で、一度飼い始めたペットの飼育を放棄する飼い主がまだいることも事実です。飼い主の方には最後まで動物と寄り添う覚悟と命を扱う責任を忘れず、終生飼養を守っていただければと思います」
「迷子の飼い主特定」に「飼育放棄の抑制」
不幸な犬や猫の減少に向けてマイクロチップの果たす役割が期待されます。
※MRTテレビ「Check!」5月26日(火)放送分から