ツアーの2日前、中村さんは試食を兼ねた打ち合わせで三陸町越喜来の民宿「恵比寿丸」を訪ねていました。恵比寿丸の坂本義晴さん、京子さん夫婦が「おおふなトレイル」第一弾の料理を担当します。


 このツアーでは毎回、地元の人が地元の食材を使って作った料理を提供する予定です。


 料理を運んでくるタイミングなど細かい打ち合わせを行い、準備は万全です。

 中村さんは「おおふなトレイル」を通じて伝えたいことがあります。

「一つは本当に大船渡の魅力を外から来る人に伝えたい。もう一つは地元の人、中にいる人にも大船渡のことがいいところだよっていう風に知ってもらいたい」



 苔むした石畳を慎重に歩き、たどり着いたのは「不動滝」です。前日の雨で水量が増し、白糸のように流れ落ちる滝に一行は目を奪われていました。


(参加者)
「みちのく潮風トレイル初めて歩いたんですけど、ここに来るまでの道もすごいいい道で歩き甲斐があったんですけど、この不動の滝もすごく雄大で思ってた以上に。ちょっと感動しました」

 歩くことで得られる喜びを実感した一行を待っていたのはお楽しみのランチタイムです。坂本さん夫婦が用意したドンコのすり身汁とおにぎりにかぶりつき、参加者たちは「大船渡」を満喫していました。


 大船渡の新たな魅力を発信する「おおふなトレイル」、次回は7月28日、碁石海岸周辺を歩く「渚の道」を開催する予定です。