
「それでは、おおふなトレイル第1回綾里『水と塩の道』出発進行。エイエイオー!」「じゃあ出発しまーす!」
中心部を過ぎ緑の濃い街並みを進むとー。
(ガイド 坂本麻由子さん)
「みちのく潮風トレイルは海沿いの道っていうイメージがあるかもしれませんけど、海沿いだからこそできていた昔の道、浜街道とか、みなさんが使っていたその当時の街道もルートに入れているので山の中を通る場所もあります」

一行は綾里川に沿って山側に向かう綾里街道へと足を進めます。小さな子どもに手を振られ、元気をもらいながら歩みを進めた先にあったのは。

木材を組み合わせた屋根のような形のものが。参加者たちは興味深げに近寄り、写真を撮るなどしていました。
(ガイドの坂本さん)
「彫刻が得意な大工さんです。いま作ってるのは山田町の海蔵寺ってところに納める鐘撞堂の、これは屋根だそうです」
おおふなトレイルの魅力の一つは地元の人とのふれあいです。宮大工の坂本文夫さんは一行を歓迎し、現在手掛けている仕事について説明しました。

普段は知ることのできない宮大工の世界に参加者たちは聞き入っていました。

2時間ほど歩いて到着したのは綾里地区の水源となる綾里ダム。東屋の下でのお楽しみは郷土料理の「なべやき」です。小麦粉と黒糖、クルミを使って作るなべやきは参加者たちから大好評でした。

