太田さん:
焼却炉はだいたい水分がNGなので、この水分を外に出す必要があり、スタッフが開けて捨てるが、発酵してすごい臭いことと、場合によっては何か感染症になることも考えられるし、非常に扱いに困っている。
時に作業を中止せざるを得ないほどの悪臭と、衛生面での対策に苦慮しているのです。
こうしたごみの処理費用は地元の人たちの税金で賄われている面もあり、太田さんは訪れる人たちに改めて富士山周辺の環境保護を考えてほしいと訴えます。

マウントフジトレイルクラブ 太田安彦 代表理事:
捨てるのは一瞬ですが、拾うのには相当時間と労力、お金もかかる。背景に回収する困難さがあると理解して、捨てないようにしていただきたい。
世界遺産登録から10年、改めて私たちの良識が問われます。