
富士山の登山ガイドなどでつくる、マウントフジトレイルクラブの代表理事 太田安彦さんです。
太田さん:
あれは飲食と、手前のペットボトルにはたばこの吸い殻が詰めてある。悪質ですよね。

4年前からガイド仲間や地元のアウトドア関係者とともに、富士山周辺で一般のボランティアが入りにくい場所を中心に清掃するプロジェクトを行っています。
その活動で、今、最も頭を悩ませているのが・・・

太田さん:
容器はカフェオレなんですが、“尿”が入っている。
尿が入ったペットボトルのごみです。

太田さん:
量が多いと感じます。1日6時間の清掃活動の中で、多い時で50本以上の尿入りボトルが出てくる。
記者:どんな人が捨てていると考えていますか?
太田さん:
あくまでも予想ですが仕事、業務でここを通る人ではないかなと。事情としてはトイレに行けない人。

ここは青木ヶ原樹海に近い国道です。

こうした比較的交通量の多い道路沿いで、尿が入ったペットボトルが数多く見つかっています。
背景には、トイレ休憩できる場所が少ないことや、時間に余裕のない運転があると考えられています。
さらに、このごみは処理を手間取らせる問題もあります。