---確かにメディアがどう伝えていくか、これは我々も考えていかなければなりません。中村さん、何かことあるごとに「これは我々のミッションではない」というような言い方もあったということですが、いかがですか?
(中村竜太郎氏)やり取りを聞いていてもどこか国会の官僚答弁的な、まだるっこしい言い方であったりとか、何かすっきりしないっていうかですね。誰もが聞いて納得できるっていうふうな答えはなかったんじゃないかなって思いますね。せめて意気込みがもっと強く出ていれば、温度感というのも違ってきたと思うんですが、明日のメディアの取り上げ方、それによってまた情報も整理できると思いますので、ここは注目したいと思います。
---5月26日に再発防止特別チームと同時に発表されたのが相談窓口と社外取締役です。心のケア相談窓口は、プライバシーを保護した心療内科医などによる個別対応で、所属経験のある全タレントが対象になっている。いまいらっしゃるタレントの皆さんを守ろうということですね。監修は心療内科医で元環境大臣の鴨下一郎氏。そして社外取締役に、非常に話題になりましたけども、WBC侍ジャパンヘッドコーチの白井一幸氏。白井さんは「ゼロからチーム作りに力を貸してほしいとオファーがあった。ジュリー社長の熱意と、逃げることなく過去に向き合い、責任を背負い続ける覚悟を感じた」というふうにコメントをしました。そして、元環境事務次官の中井徳太郎氏、弁護士で日本弁護士連合会の男女共同参画推進本部委員・藤井麻莉氏も社外取締役に。人選について、どうしてこちらの皆さんなのかいうところは明らかになっていないのでしょうか?
(中村竜太郎氏)明らかにはしていませんし、多分それも伝えないと思うんですけれども、白井さんに関しては、リスクマネージメントを請け負っているコンサルタントが紹介したって私は取材で聞いています。あとはちょっとどうしても気になってしまうのは、林さんなんかもそうなんですけど、検事総長だったりとか、鴨下さんも環境大臣であったりとか、いわゆるその権威づけっていうのがちょっとね。そこが何かどうなのかなっていうですね。事務次官だったとか。そこら辺がフラットに、若い人でも全然いいと私は思うんですけれども、そこに何か権威で圧をかけてくるみたいな、そういう印象をやはり受けてしまいますよね。今後は、きちんと情報をできる限りガラス張りにして、中間報告でどういう報告があるのかそこをちゃんと見極めたいというふうに思います。