■MLB パイレーツ 1ー5 メッツ(日本時間11日、PNCパーク)

メッツの千賀滉大(30)が敵地でのパイレーツ戦で先発。7回、96球を投げ被安打2、奪三振6、四死球4、失点1(自責点0)で防御率は3.34、今季6勝目を挙げた。

ナ・リーグ中地区首位のパイレーツ戦に先発した千賀、立ち上がりは打者4人に対し11球を投げたがフォークは1球のみ。力で押すピッチングを見せた。2回は先頭打者にヒットを許したが5番・J.スウィンスキー(24)を154キロのストレートでセカンドゴロ併殺打、6番・K.ヘイズ(26)を“お化けフォーク”で空振り三振に打ち取った。

1-0と先制してもらった3回、2死から突然コントロールを乱して3者連続四球で満塁のピンチを招くと3番・C.ジョー(30)に159キロのストレートを狙われセンターへ大飛球。これをセンター・B.ニモ(30)フェンスにぶつかりながらもジャンピングキャッチ。千賀もマウンド上で両手を高々と上げて好プレーを称えた。

しかし、4回、1死からこの試合4つ目の四球を与え悪いリズムを作ると、ファーストゴロで併殺打を狙うとM.カナ(34)のセカンドへの送球をショートのL.ギローム(28)が捕球したように見えたが落球、記録はファースト・M.カナのフィルダースチョイス。続くセカンドゴロを今度はJ.マクニール(30)が後逸し失点。7連敗中のメッツは守りのミスで同点に追いつかれた。

千賀は5回、1番・A.マッカッチェン(36)、2番・B.レイノルズをフォークで2者連続三振を奪うなどようやくリズムをつかむと6回1死からこのゲーム3つ目のエラーで走者を許したが6番・ヘイズをフォークで空振り三振を奪うなど粘りを見せた。

メッツは1-1と同点の7回、2死一、二塁でこの日、2つのミスをした9番・カナが勝ち越し2点タイムリー2ベースと粘りのピッチングを見せた千賀に勝ち投手の権利をプレゼントした。7回のマウンドに上がった千賀は3者凡退に抑え3回以降はノーヒットピッチング、四球とエラーで走者のみ、7回、96球を投げ被安打2、奪三振6、四死球4、失点1(自責点0)でで防御率は3.34、今季6勝目を挙げた。