天皇杯2回戦でガンバ大阪を、3回戦で横浜FCを破り、2度も“ジャイアントキリング”を果たした、JFLの高知ユナイテッドSC。どのようなチームなのでしょうか。
魅力は距離の近さ 高知に“J”を
高知ユナイテッドは2016年、高知県で初のJリーグ入りを目指して発足。共に四国リーグに所属していた、「高知UトラスターFC」と「アイゴッソ高知」が統合したチームです。
クラブ理念は「大好きな高知のために 高知愛をかたちにする。高知の子供たちに夢と目標を。スポーツでもっと幸せな高知へ。」
地域のイベントに参加したり、子どもたちと交流したりと、地域に根差した活動にも力を入れています。また、地元の農家の手伝いをすることもあり、選手たちと地域との距離の近さも、魅力の一つです。
「デザインフットボール」でアグレッシブに
チームは2020年、JFLに昇格。2020年は14位、2021年は13位、2022年は11位という成績でした。今シーズンは、6月6日の時点で、3勝3敗3引き分けで10位となっています。
現在の監督は、高知県四万十市出身の元Jリーガー、吉本岳史監督。チームにはサンフレッチェ広島でプレーした横竹翔(DF)も所属しています。
吉本監督が考える「勝つための戦術」は、“若さをいかしたアグレッシブさ”と“デザインフットボール”。「決まったポジションでなく、変幻自在に選手たちがポジションを変えてチャンスメイクする。」と、テレビ高知の番組出演時に語っていました。