アライグマからウシガエルまで…「特定外来生物」見つけたら

今回捕獲されたカミツキガメについて、福島県自然保護課の加藤竜さんに聞きました。

北米が原産のカミツキガメは日本の生態系などに影響を及ぼすとして、国の特定外来生物に指定されています。首を伸ばして噛みつくので、非常に危険です。

現在、県内では繁殖は確認されていないことから、県では今回捕獲されたカミツキガメが以前ペットとして飼われていたものが逃げ出したのか、逃がされたのではないかと見ています。

また、私たちの周りにも特定外来生物は生息しています。アライグマといった哺乳類から、オオクチバス、そしてウシガエルといった両生類まで様々です。これらは県内の広い範囲で繁殖していて、在来種を食べるなど悪影響を与えています。

では、もし私たちが特定外来生物を見つけたらどうするべきか。こうした生き物は、飼育することはもちろん、生きたまま運搬することも法律で禁止されています。

そのため、もし見つけたらむやみに駆除しようとせず、県や市町村に速やかに連絡するようにして下さい。また、県では、外来生物についてのハンドブックを配布していて、活用してほしいとしています。