【瀧澤但 代表取締役】
「印刷とかデザインをやっているが、どうしても『尻すぼみ』というか先になって伸びていく業種ではないので、やっぱり新しいことにチャレンジしていかなければいけない」
そこで瀧澤さんが行きついたのが、コワーキングスペースでした。

高田駅前の商店街にある洋服販売店だった中古ビルを購入。改装して、去年2月にオープンしました。

bibitには写真店ならではの設備もあります。1メートル超えのロール紙をセットできる大型の印刷機です。
さらに印刷から、紙折り、ホチキス止め、断裁までが一連で行える印刷機もあります。中には1000万円を超えるものも…!このような専門的な印刷機なども、利用者は使うことができます。

【瀧澤但 代表取締役】
「自分たちが想像もしなかったような使い道が、こうやって『シェアリング』ということで、アイデアがどんどん広がっていくのではということで、みなさんに使ってもらえるような状況にした」
こうしたコワーキングスペースは新型ウイルスの影響でリモートワークが進み、“場所を選ばない働き方”が増えたことで、県内でも多く見られるようになりました。

上越市では、コワーキングスペースの整備に上限200万円を補助。ここ2~3年で民間主導の5か所が誕生しました。
【上越市産業立地課 山田孝 課長】
「上越市については『行政主導』ということではなく、民間の方がニーズを調査し、自分たちそれぞれの独自性を出しながら設置しているというのが、今の現状」