新型ウイルスの感染拡大の影響もあって“テレワーク”が普及したことで、他の人と空間や設備を共有しながら仕事を行う場所として注目されているのが『コワーキングスペース』です。

新潟県上越市に、写真のプリント事業を手がける企業が作ったコワーキングスペースがあります。

なぜ異業種に挑戦したのでしょうか?

上越市本町のコワーキングスペース「bibit」

新潟県上越市、えちごトキめき鉄道・高田駅近くにあるおしゃれなカフェのような建物がコワーキングスペース「bibit(ビビット)」です。

【bibitを運営するタキサン 瀧澤但 代表取締役】
「1階の方はフリーアドレス席になっていて、こういったところで打ち合わせをしたりだとか、空いている席で自由に仕事ができるという空間になっている」


コンセプトは“クリエイターが集まる場所”。
プロが使う画像や動画の編集ソフトが入ったパソコンやデジタルイラストを書くタブレットなどが使えます。

コワーキングスペース内には“撮影スタジオ”も

さらにこんな設備も…白い背景に本格的な照明機材などが揃う撮影スタジオです。

【瀧澤但 代表取締役】
「有料になるが、ミラーレス一眼を貸し出していたりとか、ドローンを貸し出していたり。あと動画を撮れたり、スマホで撮影もできるようにするために。こういったLEDの照明も使うことができる」

運営する瀧澤但 代表取締役

瀧澤さん、実は本職は写真業。上越市で50年以上続く「タキサン」の代表取締役を務めています。東京で働いたあと、27歳の時に父親の跡を継ぎました。

WEBを使った写真の販売サービスなど新たな事業を始めましたが、より新しいことに挑戦し続けなければ会社の発展は難しいと考えたといいます。