台風2号の接近と活発化した前線の影響で静岡県内は6月2日から、非常に激しい雨に見舞われ、沼津市大岡のきせがわ病院では、病院1階にある通所リハビリテーションサービスなどが浸水しました。

静岡県沼津市のきせがわ病院(写真提供:病院)

病院職員によりますと、浸水は2日午後5時頃から始まり、窓ガラスが割れたほか、入り口の隙間などから病院内に流れ込んだということです。この日は、朝から通常通り運営していましたが、高齢者等避難が出たことから、利用者は午後3時に帰宅し、当時この施設には職員のみで、いずれも上の階に逃げて無事でした。

静岡県沼津市のきせがわ病院(写真提供:病院)

水は一時、約1.5mほどまで達し、医療機器が水に浸かったほか、配電盤も水没し、館内のエレベーターやエアコンがなどが使えなくなっているということです。

静岡県沼津市のきせがわ病院(写真提供:病院)

職員は「リハビリに使う機材などは汚水がついているので、廃棄だと思う。営業再開できるかもわからないですけど、片付けないといけない」と肩を落としていました。

静岡県沼津市のきせがわ病院(写真提供:病院)

3日朝から、職員や地元住民らが施設内の清掃にあたっていますが、再開のめどはたっていません。