ついに動き出す!「広大な空き地」が「高架の4車線に」
岡山国道事務所によりますと、【画像⑯】のように現在の本線が完全に「側道」になり、新たに「本線」として「高架の4車線」される工事が、6月11日から始まるということです。

「岡山西バイパス4車線化」がもたらすもの。
岡山国道事務所によりますと、【画像⑯】にあるように、先の3か所の交差点「西長瀬」「野殿西町」「楢津東」のすべてが高架化されるということです。
どの交差点も「旧2号」「新幹線側道」「国道180号」という、岡山市と倉敷市を東西に結ぶ幹線と交わっているため、東西行き・南北行きともに渋滞ポイントの解消が期待されます。

さらに事故危険箇所「野殿西町交差点」1か所が回避可能になるとともに、沿道には岡山市立市民病院があるため、総社方面からの救急搬送時間の短縮も期待されます。
「この区間の渋滞が解消されるだけではない」大きな意義
そしてこの岡山西バイパスは、3.5キロの短い距離とは言え、今後の道路行政にとっても欠かせない重要なポイントとなるといいます。
何故なら、この区間は【画像⑱】のように、まず1つは「国道180号総社・一宮バイパス(総社市井尻野~吉備スマートIC~岡山市北区楢津を結ぶ計画)」と接続する予定なのです。

2024年度には、総社・一宮バイパスは山陽道・吉備スマートIC付近まで開通する予定で、ETCを搭載していれば山陽道~国道180号~国道2号の接続がよりスムーズになりそうです。
さらにこの区間は【画像⑲】のように、国道180号・国道2号・国道30号・国道250号と接続して岡山市内を放射線状に走る「岡山環状道路」の一部にもなる予定です。
岡山環状道路は2024年度には大樋橋西~藤田間が開通する予定で、国道180号から国道30号までスムーズな走行が可能になることが期待されます。

まだ遠い先にはなるかもしれませんが、いずれの道路も完成すれば、岡山市中心部に流入しあふれかえる交通量がかなり減ることが期待されます。「岡山西バイパス」の4車線化は、その大きな一歩となりそうです。

その存在も忘れ去られていた「空き地」また【画像⑳】にあるような橋脚が、長い月日を経てようやく使われる時がやってきます。岡山西バイパスの4車線化工事完了は、現在のところ未定ですが、開通の時が待たれます。