道路の間にある「広大な空き地」のナゾ

まずは【画像①】をご覧ください。遠目から見るとしっかりと整備された「都市高速道路」のように見えますが...。

【画像①】まるで都市高速道路のような外観

実際に走ってみると、【画像②③】のように車道があるのは両端のみ。中央部分は「広大な空き地」が広がっていて、ところによってはポッカリと空間になっているところも。

また平地部分では、中央にあたかも「グリーンベルト」のように雑草が生い茂っています。

【画像②】高架上に「広大な空き地」
【画像③】平地部分に生い茂る雑草

広大な空き地を挟んで走る「岡山西バイパス」通ってみたら...

この道路は総延長5.6キロの「岡山西バイパス」です。岡山市西部を南北に貫く、国道180号と国道2号とを結ぶ区間で、すでにこの道路自体が「国道180号バイパス」と呼ばれています。

【画像④】の地図で見ても分かるように、「縦軸」の幹線が少ない岡山市中心部では大変利便性の高い道路です。

【画像④】岡山市中心部を通らずに、国道180号から国道2号へ(左の赤い線・画像提供:岡山国道事務所)

この「岡山西バイパス」が開通したのは、今から13年前の2010年。この道路、なかなか不思議な形状をしていて、渋滞ポイントも数多くあります。実際に、通勤時間帯ではない「日曜午後3時」に走ってみました。