音楽療育の後は、工作の時間。
指先を使うトレーニングをすることで脳を発達させて発語を促します。

この日作るのは、花。母の日が近いこともあり、お母さんへのプレゼントです。
時間はかかりましたが、カメラに完成を報告してくれました。
その

出来は…大満足です。
迎えに来たお母さんに作った花を渡して、今日は終了。
通い始めておよそ8か月、洋太ちゃんの成長をお母さんは感じています。
洋太ちゃんの母 沙織さん
「洋太ちゃんには5歳の兄がいて、今までは別々の遊びだったが、お兄ちゃんとの関わりが増えたり、いろいろなところで成長した部分が見受けられました」

おとつむぎ 池戸恵子代表(55)
「私がここを開所するときにイメージしていたのが小学生だった。3~4歳の子どもが言葉の遅れを親が心配して通っている子が非常に多かった。今は世の中的に核家族の時代なので、1人の子どもに対して接する大人の数が少ない。おとつむぎは指導員の数が多いほうなので、指導員が多くの言葉を浴びせて、そのうちに言葉が自然と出てくるように、言葉の語彙が増えた子がこの1年間で多いと感じている」
このおとつむぎは障害の有無に関わらず言葉の遅れなど成長に不安がある0~18歳の子どもが通うことが出来ます。
音楽療育ですが、多人数でやることもあり、一緒に楽器を弾いて曲を奏でる経験などで、協調性やコミュニケーション能力のような目に見えない部分の発達を促す効果があるとも言われています。
おとつむぎ代表の池戸さんは「『生きにくい』という子どもたちでも、成長した時に困らないように心を育てたい」と話しています。