30日午後、仙台市宮城野区の国道45号線でカモシカが目撃されました。その後、カモシカは国道沿いのマンションの駐輪場に逃げ込みましたが、午後5時20分頃に保護されました。
阿部航介記者:
「国道45号線沿いのこちらのビルにカモシカが逃げ込んだということです」

30日午後1時半頃、仙台市宮城野区高砂一丁目の国道45号線で「カモシカがうろついている」と目撃した人から警察に通報がありました。

カモシカは、国道沿いのマンションの敷地内に入り込み、その後、駐輪場の中へ逃げ込みました。カモシカの保護のため仙台市の職員が現場にかけつけ作業を進めました。そして・・・。
阿部航介記者:
「今、捕獲したカモシカが出てきました。仙台市の職員がカモシカを抱えています車に積み込まれたようです」

午後5時20分頃、カモシカは、車に乗せられました。青い布で覆われていましたが動いているのが確認できるため生きているとみられます。これまでにけがをした人はいないということです。
近所の人:
「(Q この辺でカモシカ出たと聞いたことは?)聞いたことはないですね。びっくりしました」

保護したカモシカは、仙台市内の山の中に放すということです。
東北野生動物保護管理センターの宇野壮春さんは、「カモシカは本来、ナワバリを持っている動物。今回、なぜ市街地に出てきたかなどは分からない。個体個体で習性は違うが野生動物なので見かけた際は近づかないようにしてほしい」と話しています。