勤務する仙台市ガス局からガスメーターを無断で持ち出して、自宅のメーターと定期的に付け替えることで使用量をごまかし、合わせて120万円分以上の都市ガスを不正使用していたとして、男性係長が懲戒免職処分となりました。

10月16日付で懲戒免職処分を受けたのは、仙台市ガス局導管管理課の49歳の男性係長です。市によりますと、男性係長は2018年4月頃、ガス局で保管していたガスメーターを無断で持ち出し、自宅のメーターと定期的に付け替え7年以上にわたって都市ガスを不正に使用していました。

検針日の前に元のメーターに戻すことで、使用量を少なく見せかけ、発覚を免れていました。

不正使用したガスの量は約9300立方メートルで、金額は損害遅延金を含め123万7220円に上ります。
男性係長は不正使用分の料金を全額弁済し、「生活費を抑えるため冬場を中心に付け替えていた」と説明しているということです。