最近よく耳にする「音声生成AI」。実際にホラン千秋キャスターや岸田総理の声を生成・活用してみると…
この音声生成技術、将来的には映画の分野などさまざまな活用が期待されていますが、一方で悪用されるケースも目立ちます。専門家とともに見ていきます。

“あの名探偵”が“蝶ネクタイ”でやっていること!?

“音声生成AI”マイクで喋る南波雅俊キャスター:
『今日は、ホラン千秋になりきってお伝えしていきます』

ホラン千秋キャスター:
私の声が聞こえる!変な感じ!でも喋り方はちょっといじってますよね…

南波キャスター:
という具合に、ホランさんっぽい声が出せるということです。

どういう仕組みで成り立っているかといいますと…

▼ホランさんの音声データをパソコンに取り込む
▼2時間程度学習させると、マイクを通して話せばほぼリアルタイムで似た音声に変換できる

ホランキャスター:
南波さんが話しているんですけど、南波さんの間がそのまま出てくるわけではないんですね?

AIエンジニア・SF作家 安野貴博氏:
声質はホランさんに変わるんですけれども、喋り方とか言葉の選び方とか、間の取り方とかは南波さんのもの。

日比麻音子キャスター:
“名探偵のあの子”が、“蝶ネクタイ”でやっていることと全く同じ状況ってことですよね?

AIエンジニア 安野氏:
おっしゃる通りです。

ホランキャスター:
真似されている声を初めて聞いて、私って語尾をそんなに伸ばすんだとか、上げてるんだとか思いました。