推しじゃないキャラクターのアクリルグッズは“普通ごみ”?!
私の推しでなくても、きっと誰かの推しのはず…。どうにか好きな人の手元に渡ってほしいと、推しじゃないアクスタを中古販売店や、SNSを通して引き取ってくれる人を探したりしたこともありました。しかし、かなりの手間と時間を要します。

では、せめてリサイクルして再活用できないかと調べてみると、自治体のHPでは現状ではリサイクルは受け付けられておらず、「普通ごみ」として出してくださいと書かれています。
笑顔で輝くスターたちが、普通ごみ…。ゴミ箱に入れられても、変わらずこちらに笑いかけてくるキャラクターたちに胸が締め付けられます。そして、そもそも推しのために、無駄になってしまうアクスタを買い続けていることへの罪悪感に苛まれます。
「どうにかしてこのアクスタたちを救いたい!」そんな思いは、自分だけではなく多くの推し活をする人たちが思っていたのかもしれません。2023年3月にあるイベントが行われました。その名も「推しからの卒業をSDGs貢献に!アクリルグッズ感謝祭」です。
「アクリルグッズ感謝祭」 実は“普通ごみ”ではない選択肢が
東京・千代田区で開催された「推しからの卒業をSDGs貢献に!アクリルグッズ感謝祭」では、神田明神の境内にボックスが設置され、不要になったアクリルグッズなどが回収されました。

イベントを主催した「アクリルグッズ等再生利用促進協議会」の協議会事務局長の山田裕介さんと、協議会に参画している企業、「三菱ケミカル株式会社」の倉地与志也さんに話を聞くと、イベントにはアクスタにとどまらない、アクリル製品の再活用への強い思いがありました。